私の徒然草

この書き留めは己を見つめ直す反面教師

エジプト アレクサンドリア- 2009年11月地中海にて(6)

アレクサンドリアに出る。何千年という縦軸に何百の顔をもつこの都会。 

 

裏小路に生活する人々の無気力、無表情。働き盛りの大人がたむろし、タバコを吸い、うつろな目でただ座っている。

 

アーバスにセキュリティが乗り込み、ポリスがバスを先導し、乗り降りもポリスに守られての行動。

 

各処でセキュリティが警護し、観光産業が動脈なのだ。この国の独立、王制撤去は何だったのか?

 

地中海に面して、かつては花咲いたであろう海岸線のアパートホテル群は廃墟。

 

夜の町は明かりがなく、王家の庭であった場所は市民に提供され、荒れ果てている。

 

アレクサンドリアの町は40数カ所のゲートで守られ、出入りは厳しくチェックされる。

 

中はうつろなのに何を守るのか?